小さな子ども連れの旅行って、ママ・パパにとっては「何の罰ゲームですか…」と全然楽しめないことも少なからずあると思います。
・せっかくの食事なのに子どもがじっとしていない…
・走り回るので周りの目が気になってしまう…
・テンションが上がって子どもが全く言うことを行かない…
その結果、せっかくの旅行なのにパパ・ママは楽しむところがイライラしてばかり。
帰ったらぐったりと疲れだけが残る旅行というのは、子育てあるあるだと思います。
今日はそんなパパ・ママにおすすめしたい、子連れ旅行でものんびりと楽しめた旅館「大和屋別荘」の紹介をしたいと思います。
大和屋別荘ってどんな旅館
「大和屋別荘」は、部屋付きの担当(中居)さんがおもてなしをしてくれる、道後の高級老舗旅館です。
「大和屋別荘」は、慌ただしい日常を忘れて「日本の文化を楽しむ」ことができます。
部屋数が19室と少なく、また部屋食ということもあり、滞在中に他の宿泊客と会ったのは廊下ですれ違った2人のみ。
「自分たちしか宿泊していないんじゃないの?」と勘違いしてしまうほどでした。
・道後の老舗高級旅館(創業1937年)
・ミシュランガイド愛媛2018で『4つ星旅館』獲得
・部屋総数:19室
・部屋付きの担当さんが1名付く
・部屋内でも温泉を楽しめる風呂付き
・アイスとビール飲み食べ放題(大浴場前)
・お土産あり(手ぬぐい)
さらりと読みとばしていませんか?ココ(↓)重要ですから(笑)
ミシュランガイド愛媛2018で『4つ星旅館』獲得したのは、「大和屋別荘」と「ふなや」だけなんです!
【写真付き】大和屋別荘の客室は超豪華!
大和屋別荘の部屋に通されて一番驚いたのは、その部屋の広さと雰囲気です。
今回、私たちが宿泊したのは「山吹・鳳仙花」という部屋で、9畳+4.5畳になっていました。
まず、これは玄関(入口)を入ったところ。部屋ではありません!
あまりの興奮に部屋全体の写真を撮るのを忘れてしまいましたが、これが滞在中にメインで使用した部屋(9畳)です。
大和屋別荘の各部屋には、道後ゆかりの作家さんをはじめとした貴重な書画や骨董品が部屋を華やかに演出してくれていました。
そして、9畳の隣の部屋にある4.5畳の部屋がこちら。
こちらも落ち着いた調度品が調えられていて、落ち着いた雰囲気です。
布団はどちらにも(両方でも)用意してもらえるのですが、わが家は子どもも小さいので家族みんな並んで寝ようと、9畳の部屋にお願いしました。
お部屋もですが、トイレもただのトイレではありませんでした!
なんて、お洒落な手洗い場!
トイレ自体がわが家の浴室ぐらいの広さがあり、洋室トイレ・男性用トイレ・手洗い場となっています。
洗面所はこんな感じです。
洗面所の横には、贅沢にも高野槙で作られた内風呂があって、大浴場が苦手な人でもこちらで温泉を楽しむことができます。
もちろん内湯も道後温泉の源泉が引かれているので、入浴後はお肌はスベスベ、体の芯からポカポカでした(笑)
「子どものオムツが外れていなくて、大浴場は心配」というなら、内湯で楽しむのもアリです!
部屋からは「飛鳥の湯」が一望できました
大和屋別荘は、徒歩5分ぐらいで「飛鳥乃湯泉」に行ける場所にあるため、部屋からも赤い屋根が一望できました。
大和屋別荘の夕食はどうなの?
大和屋別荘は、大人向けのコースとお子様向けプレートの2種類を選ぶことができます。
お子様向けプレート
お子様向けプレートです。
わが家は2歳の息子は食事なしでお願いしていたので、小学3年の息子が食べましたが、量は少し多かったようです。
ちなみに、白米もふりかけもお替り自由でした。
お肉も一切れ余ったのを食べたのですが、「子どもにはもったいなーい!」と思えるほど、柔らかくておいしいお肉でした。
大人向けコース
これは、大人向けの料理のお品書きです。なんと名前付きでびっくり!
何から何までとてもキレイで、美味しかったです。
ただ一番上の中学生1年生のお姉ちゃんには、大人過ぎた味&量だったようで、「お子様プレートでもよかったかなー」ということでした。
まあ数か月前までは小学生(=お子様プレート)だったわけですし、急に大人にはなれないということでしょうか(笑)
お料理の写真をいくつか紹介していきますね!
先付「抹茶滝川豆腐」
八寸「鮎小袖寿司」「鬼灯トマト」「葡萄白扇揚」
※子ども(中学生)は、食前酒の代わりにオレンジジュースをお願いしました。
椀「管牛蒡鱧巻」
造り「洗鱸・縞鯵・鮪」
煮物「鶏肉湯葉袱紗包」
すみません、これから焼き物、酢の物、お食事、止め椀、水菓子と続くのですが、次男(2歳)が活動しはじめて、ゆっくり写真を撮ることができませんでした(汗)
とはいえ、部屋食ということもあり、周りにお客さんがおらず迷惑をかけることがないのでイライラすることなく食事を楽しめました。
まあ、活動しはじめてからは落ち着いた雰囲気ではありませんでしたが(汗)
中居さんはそんな子どもたちの様子を見て、「元気がいちばんですよ」という言葉をかけてくださり、気持ちが楽になりました。
ああいう言葉をかけてもらえると、ママとしては嬉しいですよね!
大和屋別荘の朝食はどうなの?
大和屋別荘は、朝食も子連れに嬉しい部屋食です。
子ども向け膳
基本的に、大人も子どももメニューは同じですが、子ども向けは品数が少なめです。
少ないですが、子どもには十分満足できる量でした(長男談)。
大人向け膳
大人向け膳の朝食です。
中央は湯豆腐…だったかな(ウロ覚えでスミマセン)。
白米はお代わり自由で、大人の男性も満足の内容、私のほうは2歳児の息子と一緒に食べてもやや多いと感じる量でした。
朝からこんな立派な和食を食べることがいないので、朝からすごく楽しめました!
大和屋別荘の大浴場はどうなの?
大和屋別荘の温泉は1Fにあり、内湯と露天風呂の2種類を楽しむことができます。
大和屋別荘の部屋数が少ないことと、新型コロナが流行しはじめた影響なのか利用者はおらず貸し切り状態でした。
また大和屋別荘の大浴場を出たところには、ビールサーバーが用意されていて、ビールがなんと飲み放題!
また手前の冷凍庫にはアイスクリームが入っていて、温泉で火照った体を程よく冷やしてくれます。
ただ朝風呂のときは、アイスクリームが用意されていなくて子どもたちがちょっぴり残念そうでした。
※ビールサーバー奥にあるのは冷水です。
また大浴場から部屋に戻る間に、素敵な中庭を通ります。
サイドに椅子が用意されていて、ゆっくり眺めることもできるので、お風呂で火照った体を冷ますのによいかもしれませんね!
本当、大和屋別荘では時間がゆっくりと流れていて、普段の慌ただしさが嘘のようでした。
大和屋別荘の情報
アクセス
愛媛県松山市道後鷺谷町2-27
TEL
089-931-7771
公式サイト
https://yamatoyabesso.com/
大和屋別荘を拠点に道後を探索
大和屋別荘のチェックインは14:00~19:00で、チェックアウト時間は11:00。
早めにチェックインしてからでも、宿泊した翌日の朝食後からチェックアウトの間でも、ゆっくりと道後を探索する時間があります。
大和屋別荘の横の坂道。ちょっと急ですがここを通れば「飛鳥乃湯泉」や「道後商店街」まであっという間。
※シャッター街のように見えるのは、早朝すぎてまだ開店していないだけです(汗)
坊ちゃんカラクリ時計横の足湯(無料)
運がよければ坊ちゃん列車を見られるかも!
まとめ
地元のはずが、なかなか訪れない道後。しかも普段は泊まらないような旅館!
新型コロナで県外にいけないからこそできた贅沢な旅行でした。
ただ地元だからこそ、こんなにゆっくりとできたんだと思います。
「しばらくは県外に旅行はチョット…」。
それなら道後で、地元だけど普段は味わえない時間を過ごしてみるのもよいのではないでしょうか?